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アルファグルコシターゼ阻害成分(α-GI)について

α-グルコシターゼとは、殆どの動物の小腸内にある消化酵素です。
 
二糖類(砂糖・乳糖・麦芽糖)や多糖類(デンプン。体内で一旦二糖類に分解されます)を含む食品を食べると、これらの二糖類は全て、最終的に小腸の中で単糖類(ブドウ糖)に分解され、血液中に入り血糖となります。
 
この時に、二糖類をブドウ糖に分解する役割を担っているのが「α-グルコシターゼ」です。
 
α-グルコシターゼの働きを邪魔し、[二糖類(または多糖類)→ブドウ糖]への分解を防止する物質を、「α-グルコシターゼ阻害成分(α-GI)」と言います。
 
砂糖やデンプンが体内に吸収されるのを一部カットしてしまうのですね。
 
α-GIは、サラシアの根、桑の葉、ブラックベリー、黒豆、オールスパイスなど、多くの天然の食品の中に含まれています。
 
α-GIを糖尿病の方向けの医薬品として製品化したものが、グルコバイやセイブルなどのα-グルコシターゼ阻害薬です。
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